補助金申請・事業計画作成支援

想いを言語化するだけじゃない。 あらゆる角度から事業計画を検証し、二人三脚で現実化を目指す。

COMPANY PROFILE

会社名
有限会社エヌシーエス
担当者名
取締役 中杉茉莉恵様
事業内容
クリーニング事業
サイトURL
https://ncs-kamakura-komachi.jimdofree.com/
業務改善プランナー
佐久志歩

課題

担当した取締役の中杉さんは数年以内に父から家業であるクリーニング店を承継予定。家業承継にあたり、ただ先代から事業を引き継ぐのではなく、自らのこれまでの活動を生かした事業にしたい、というこだわりとも言える強い気持ちがありました。
そんな中、コロナ禍の金融支援策として、中小事業者の思い切った事業変革を後押しする「事業再構築補助金」を活用することを勧められ、挑戦することに。
しかし、どんな事業内容やサービス展開であれば、事業性を担保し、かつ、自分らしい事業だと納得できるのか。。試行錯誤しながら一度は中杉さん自身で事業計画を書き上げてみたものの、どこか既存事業や固定観念に囚われ、納得いかない状況でした。
未来への想いや、目の前のチャンスはあるものの、肝心な「人に伝えるための具体化」の部分で壁に直面していました。これは、今後事業が必ず直面する資金調達についても人材採用についても重要な部分です。

支援内容

  1. 新規事業の概要・経営者の思いを言語化
  2. 事業計画への落とし込み
  3. 財務計画の策定

取組内容詳細

1.新規事業の概要・経営者の思いを言語化

コンサルタントが、Zoomを活用して時間をかけた丁寧なヒアリングを実施。
少しずつ理解を重ね、最終的には、以下の背景や想いを汲み取ることができました。

 

今回のクライアントである取締役の中杉さんは、数年以内に家業のクリーニング店を承継することを前提に、3年前から店に入り現場を切り盛りしている。しかし、昨今の洗濯機や衣類の素材自体の技術進歩で自宅洗濯の質が高まったことや、コロナ禍で外出機会自体が減ったことで、クリーニングそのものへの需要は減少をたどるばかり。一方で、中杉さんは昔からデザインやアート領域への関心が高く、独自の活動を重ねてきた結果、クリーニングの店舗に立つ傍ら、自然と人との共存というメッセージを謳うフェルトの現代芸術家としても活動の場を広げている最中。
事業承継にあたって、これまでの街のクリーニング店ではなく、自社が有する高い衣類ケア技術と自らの現代作家としての活動を生かす形で、サステナブルな社会におけるクリーニング店の在り方を提示したい。

 

これが、今回の事業再構築補助金を活用して実現したい自社と中杉さん自身の未来でした。

2.事業ブランディングの戦略策定

今回目指したのは「既存のクリーニング店を超えた新たな衣類ケアサービスの在り方」。
新規事業の主要顧客も提供価値もこれまでとは違う方向へと舵を取ることになりました。この新規事業の根幹ともなるブランディングにおいて、Rebootコンサルタントは事業者の壁打ち相手となりました。
言語化を得意とする専門家との壁打ちの中で、事業者の感覚も研ぎ澄まされ、納得のいくブランドコンセプトとして集約することができました。

3.事業計画への落とし込み

次に、想いの段階から採算ある事業として実現していくステップとして落とし込んだ中長期計画を立てました。
新規事業は、Rebootコンサルタントにとってはもちろん、事業者も既存のクリーニングを超えた初めての領域。他業種のやり方や市場の最新動向をリサーチしながら、各フェーズで必要なヒト・モノ・カネの調達計画や、それを実現していくための利益創出や顧客獲得のためのマーケティング施策や営業戦略を考えました。
コンサルタントがリサーチに基づく仮説を持ち込み、それに対して事業者が現場の実情を織り込む形で、最終的には蓋然性のある事業計画に落とし込むことができました。

結果

事業再構築補助金の第3回公募申請完了。
現在審査結果待ち。

コンサルタントの所感

取締役の中杉さんは、衣類ケアに対する人一倍強い想いも、経営者としての責任感も、どちらも備えた大変心強い方です。事業の実現に向けては、金融機関や周囲の協力者への説明に要する「想いの言語化」と「方法の具体化」が必要で、その部分は外部の専門家と壁打ちしながら、作り込むことが有効だと思います。